グレープフルーツがダイエットに効果的と言われる理由は、他の果物にはない独自の特性を数多く持っているためです。その主なものを紹介します。
グレープフルーツには、その独特の苦味を生み出す「ナリンギン」という成分が含まれています。これはフラボノイドの一種で、食欲を抑制する働きがあります(ジョンホプキンス大学(USA)による実験結果より)。
結果的に食事量が減り、ダイエット効果が得られます。
グレープフルーツには「ヌートカン」と「リネモン」の2つの香り成分が含まれます。
「ヌートカン」は交感神経の働きを活性化させる効果があり、交感神経が強く働くと「UCP」というたんぱく質がたくさん生み出されます。このUCPに脂肪燃焼を促す作用があります。
交感神経が活性化すると、抹消の血行不良が起きやすくなるデメリットもあるのですが、もう一つの香り成分「リネモン」に、精神のリラックス効果と血行を良くする効果があるため、この危険性が相殺されます。
また、血行がよくなれば新陳代謝の良い体になります。結果、水分の代謝が良くなり、脂肪の燃焼率が上がります。更にグレープフルーツは新陳代謝を促進する「クエン酸」も多く含むため、より脂肪燃焼効果が高いのです。
グレープフルーツには利尿作用のある「カリウム」が含まれます。これによって先に述べた水分の代謝向上による脂肪燃焼効果があるほか、体内の余計な水分を排出することで、むくみや下半身肥満の解消にもつながります。
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グレープフルーツには食物繊維が豊富に含まれます。食物繊維の整腸効果によって排便がスムーズになり、便秘が改善されることでダイエット効果が見込まれます。
グレープフルーツのカロリーは、ホワイトグレープフルーツで100gあたり35〜38kcal、ルビーグレープフルーツで39kca〜です。1個あたり76〜108kcalとなり、他の果物と比べると低カロリーな部類に入ります。
また、果物に含まれる果糖の量も低めで、ホワイトグレープフルーツで100g中9g、ルビーグレープフルーツで8.1gとなっています。
※果糖の取り過ぎは、血液中にある中性脂肪の増加につながります。
【参考】100gあたりのカロリー
みかん:約35cal | 温州みかん:約45kcal | レモン:約54kcal |
リンゴ:約54kcal | キウイ:約45kca | いちご:約34kca |
グレープフルーツにインシュリン分泌量を抑える働きがあるとの説があります(USAスクリプス研究所の藤岡教授による調査発表より)。
体内のインシュリンの分泌量が少ないと、摂取したカロリーが効率的に消費されて、脂肪として蓄積される量が減ることでダイエット効果が見込めます。
この説の信憑性は定かではありませんが参考までに紹介します。
ダイエットとは関係ありませんが、グレープフルーツに含まれる栄養素には美肌効果やデトックス効果もあります。ダイエット以外のグレープフルーツの効果・効能については「グレープフルーツの効能(ダイエット以外)」をご覧ください。
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